松浦先生
確定申告書の提出(終わったー!!)、都内某スタジオでの連日撮影、クライアント様の展示発表会への参加、e.t.c・・・、などで終了した一週間でした。
で、一息ついてる週末です。
ー 松浦先生 ー
私が小学校3~4年生の時に担任していただいていた先生です。
専門は図画工作、まぁ美術の先生といったところですかね。
当時ご自宅に遊びに行った時にはたくさんの絵が飾られていて、その中にはヌードデッサンなんかもあって、子供ながらに「おほぉーっ!」なんて感じたものですw。
松浦先生は主に、「作り出す」ことを私たちに教えてくれた方であります。
先生は、担任になってすぐクラス全員に小刀(小型ナイフ)を買うように言いました。カッターナイフでなく、折りたたみ式のナイフです。
それで何をするかと言うと、
鉛筆は、鉛筆削りを使わず、ナイフを使って削る、ってところから始まり、林に行って竹を切り出し、その竹を削って凧や笛などを作ったりとか。。
非常に原始的な道具ではありますが、それ一本で、いろいろなものが作り出せたんですよね。
カッターナイフではなく小刀であったミソは、刃が丈夫であること、研げば長く使えること、カッターのようにポキッと折って使い捨てるのはもったいない、など、先生がいろんなことを勘案して選んだものであったようです。
クラスに「ゲンちゃん」というあだ名の男の子がいました。
はっきり言って不器用な子で、図画工作の時間に彫刻刀やナイフを使うと、頻繁に手を切って流血してました(笑)。
でも我々クラスメイトは、それを見て感じるのです。
「うわー痛そー。」とか、
「気をつけよー。」とか、
「あんな使い方危ねーよ。」
ってなことを。
まぁこんな風に、刃物が「切れる」ものであり、取り扱いに注意が必要であることを、私たちは先生の授業を通して自然と身に付けていったのだと思います。
昨今の事件を見て、ふと松浦先生のことを思い出したのでこの記事を書きました。
脳裏の中ですが、久々に松浦先生に対面しています。あとゲンちゃんもw。
過去においても未来においても、刃物はあくまでも「ものを作る」ための道具であってほしいと思います。
決して人に向けるものでも、自分に向ける道具でもありません。
切れたら痛いんです、当たり前ですけど。
このことをよく想像してほしいと思います。