XPROギア雲台 MHXPRO-3WG
暑い日が続きますね。
暑すぎて、アタマにSEA BREEZEをぶっかけてます(笑)!
今日の横浜は35℃を超えていたようで。
機材をエッチラホッチラ運ぶのも楽じゃありません。
XPROギア雲台(MHXPRO-3WG)を仕入れました。
発売されてからすでに1年以上経過している、マンフロット社の製品です。
相変わらず、新製品には飛びつかず、少し様子見をしてからの購入です。
購入に至った理由は、今も使用しているマンフロットのギア雲台405が、「オーバースペック」だと以前から感じていたからです。
405雲台はその強度・精度と引き換えに、大きくて重いんですよね。
上から見るとこんな感じ(右がXPRO雲台)。
405(左)は重いうえにかさばります。
(メーカーサイトによる雲台重量: 405=2250g XPRO=750g)
重量だけで考えると、1.5kgほど減量できます。
また耐荷重を考えてみても、そこまで重いカメラのせることも少ないですから、私の場合このXPROで十分な場合が多いんです。
一眼レフに標準ズームレンズあたりをつけても、2kgぐらいにしかならないんじゃないですかね。
(メーカーサイトによる耐荷重: 405=7.5kg XPRO=4kg)
・・・そもそも過去に、ジュニアギア雲台410も持っていましたが、あれは使用数ヶ月で手放しました。
405に比べてコンパクトさはよかったのですが、
この雲台、粗動ダイアル、微動ダイアル、どちらを回すのにも手が非常に疲れるんですよね。。
ミョーに握力が必要というか...、使ったことがある人ならなんとなく理解してもらえるでしょうかね。
そもそもの話、自分の力を補うためにいろいろな機材を用いるはずなのに、その機材が自分の足を引っ張る(体力を消耗させる+イライラさせるw)なんて、ワタシにとって410は、はっきり言って本末転倒な機材だったんです。
XPRO雲台は、その欠点をやや補ってくれています。
[XPRO雲台の使用感]
使用感と書きましたが、まだ開封したばかりなので”初感”といったところです。
1.動作
購入前に、ヨドバシにおいてあったデモ機をイジってきたんですが、あれの動きは滑らかだったな。
微動、粗動ダイアル共に大した力も使わずに動かすことができました。
...それに比べると購入したてのせいか、このコはまだ動きが重いなー。
使っているうちに変わっていくのかなー。
あのデモ機くらいに動きが軽くなってほしいなー。
2.微動ダイアル
微動ダイアルについて書きますと、ハンドル1回転ごとの回転角度は405雲台で6.55度、XPROは9.5度らしいです(=メーカーサイトによる)。
ザックリ計算で、18度回すのに3回転するか2回転するかの違い。
小さいことのようで大きいことだと思います。
3.微動ダイアルその2
逆に、一つ大きな違和感を覚えたのも微動ダイアルでした。
405と回転方向が逆なんですね。
例えば、水平方向の微動ダイアルを時計回転すると、405は左に傾くのですが、この雲台は右に傾きます。
これにはちょっと慣れが必要ですね。
4.角度目盛
贅沢をいうと、角度メモリの矢印が黒なんで、若干視認性が低いかな、と。
薄暗いスタジオ内とかだと見づらそうです。
「カメラ角度○○度」とか、データをとってあるような撮影もあるので(=過去の撮影アングルに合わせるため)、この角度計は意外とよく使うんです。
まぁ、これは色塗っちゃえばいいか。
5.クイックプレート
クイックプレートが200PLです。
実はこれが購入をためらっていた一番の理由でした。
私が持っているマンフロット社製の雲台は、すべてクイックプレートが410PLのもので揃えています。
接地面積が大きいからなのか、カメラの「ズレ(=回転)」が少ないことがその大きな理由です。
過去の経験から言って、200PLはカメラへの締め付けが弱いと結構カメラが動いてしまいます。
なので例えば、以前購入したSIRUI雲台のクイックプレートみたいに、カメラの回転に対するストッパーがついてるとありがたいんですけどね。
そこら辺、マンフロットさんに改良を求めます。
・・・じゃあ何故今さら200PLの雲台を選択したかと言えば、
「背に腹はかえられぬ」とでも言いますか、
雲台の重さとかさばり具合を軽減したかった、というのが一番の理由ですかね。
ただし、405雲台はこれからも現役です。
あくまでも、「405よりも気軽に持ち出せるギア雲台」がほしかった、ということで。
なので位置付けとしては、やはり”405の次”ですね。
でもXPRO雲台はこれから活躍するでしょうな。