フラッシュメーター
飲んだあと、ラーメンが食べたくなる性分です。
飲んでる最中はあまり食べないので、飲み終わったあとに食べたくなるという、実にカラダに悪い飲み方なんですが。。
で、渋谷で飲んだらこのラーメン屋、新宿ならここ、地元ならこの店・・・、なんとなく行きたくなるラーメン屋が決まっています。
やはり「シメ」として、間違いなく自分が”美味しい”と感じるものを食したいようで。。
なので久しぶりに入ったラーメン屋で、例えば店長が変わっちゃったりとか、何でしょう例えばたまたまその日はスタッフが気合が入ってなかったりとか(そんなことあるかな!?)、諸々の要因で「味」が違うと、とても満足感が得られない状況になります。
...みなさん、そんな経験ございませんか?
つまりワタシは、『同じ味』を求めてその店を選んで行ってるわけでして。。
ミノルタのフラッシュメーター5型です。
いわゆる「露出計」です。
ストロボの光量を測って、光の強さや複数ストロボのバランスを測ったり、太陽などの自然光の明るさを測ったり、またそのミックスの状況を計測したりして、カメラのシャッタースピードや絞り、つまりはイメージを決めていく為の計測機です。
メーターの数値を読み取ることで、シャッターをきる前におおよその絵柄がわかるわけで、欠かせない機材のひとつであります。
・・・前置きが長くなりましたが、
フラッシュメーターが壊れたので修理に出します、という話ですw。
ストロボ光量の計測が不能になりました。。
写真学校に入学した時に買わされて(「これあった方がいいよ」って言われて右も左もわからないドシロートは買ってしまったので、「買わされて」という表記)、以来10年以上使ってきたので、まぁガタがきてもおかしくない年頃です(今や手放せない一品、写真学校の先生アリガトウw!)。
現在はデジカメになって、正直メーターがなくても撮影はできたりするんですが(周りのカメラマン見てもメーター使ってるヒト少ないな、でもそれでいいのかな)、
『前と同じように撮影したい』
『以前に撮った商品がパッケージ変更になったので、同じように撮ってほしい』
『前回撮ったものと掲載時に並ぶので、ライティングをあわせてほしい』
なんて時には、やはりメーターを使ったほうが近道かと思ってます。
同じ写真を『再現する』という能力は、プロカメラマンとして一つの絶対条件であると思っています。
素敵な写真を撮る人はプロアマ問わず世の中にたくさんいますが、同じものを同じように撮れるヒト、そのうちの何%でしょう?
否定しているわけではなく、生業としてやっていく以上、そこは商売上必須の技術かと思っています。
髪を切りに行って、「前回と同じにしてください」と頼んで、同じにならなかった経験ありませんか?
ワタシそういったサロンに長居しません。
「今回はこんな風にアレンジしてみましたー」
・・・頼んでないです。
そう、望んでない答えを出されても、客としては満足できないのです。
私にとっては、『再現する』のに欠かせない道具のひとつがフラッシュメーターです。
それが修理に行ってしまうので少々不安ではありますが、そこは撮影スケジュールを鑑みてのこと。
なる早で、戻ってきてもらいたいものです。