印刷物は、忘れた頃にやってくる。
カタログ、パンフレットの類いの撮影も多くやっています。
先日お客さんから頂いた刷り上がりをカバンに入れっぱなしだったので(結構前にもらった 笑)、引っ張り出したところです。
カタログ等の制作行程は、世の中と少しずれています。
夏号のそれを作成するために、撮影はその前の冬ごろにすることが多いです。
冬号の場合は夏に、といった流れ・・・、極端に言うと。
なぜならカタログ一冊を作るのに、撮影だけでなく(撮影なんて紙面を占めているだけで、制作日数から言ったらほんのほんの一部)、企画から、後の印刷まで(かなり間をはしょってます)多くの工程を経るからなんです。
だから我々が、(写真が)印刷物になったものを見ることが出来るのは、数ヶ月先、長いと半年くらい後になるのです。
で、いただいたものを開き、その時の撮影を思い出して、いろいろ反省するのですよ。。
撮り方(構成、ライティングとか)、現像処理などは適正だったのか・・・とか。
海外に留学する人が、約3ヶ月くらいでその国の言葉を聞き取れるようになる(=自分もそうだった)なんてよく言いますが、上記のスパンだとすると、成長する機会が与えられるのが年2回。でもそれを、春・夏・秋・冬号とこなして、またそれを複数の媒体(複数の会社)を通して仕事することで、そのスパンを短くし、少しずつでも自分が成長していけるように尽力しているところです。
なので時折届く印刷物は、自身の教科書と言っても過言ではないかと思います。